関根ゼミの紹介

狙い

 近年、企業が新たなサービスを創造するにしても、自らの業務を効率化するにしても、ITを活用した情報の活用を抜きには語れない状況になっています。即ち、企業はいかに役立つ情報を社員や利用者に提供でき、また社員や利用者はいかにそれを現場で実際に活用できるかが重要となっています。本ゼミでは、これらの点について、輪講で知識を深めると共に、演習でそれを実践することにより、自らのスキルとして身に付けてゆきます。

授業内容

 まず全員、輪講を中心に、情報活用の観点から、ITを使ったサービスや技術を整理する手法を学びます。また、輪講の内容に関連してディベートをやります。後期はさらに、演習を通じて情報の活用・設計手法を学びます。これに加えて3年生は、リアルな課題に対してチームを組んで取り組む練習のため、神奈川産学チャレンジに参加してもらいます。この中で、サービスの創造手法や、既存サービスの調査方法、さらには、チームでの仕事の進め方、レポート作成方法、プレゼン方法など、多様なスキルを習得します。一方、4年生は、各自テーマを持ち、今度は1人で、事例調査からサービス創造、発表までの一連の活動をこなし、スキルをさらに深めます。テーマは、自ら考え、相談の上で決めてもらいます。

 また、社会に出てから役立つよう、利用者の立場から見てのITの理解度をはかるITパスポート資格(国家試験)の取得を目指しており、有志による勉強会を開催しています。

本ゼミを通じて、情報活用に関する専門知識を得られるだけではなく、課題解決、討論、プレゼンテーションなど社会に出てから必要とされるスキルの向上が期待できます。

授業の進め方

 毎週、水曜の4限は輪講をし、その内容をPowerPointで要領良くまとめて発表する練習をしています。発表にあたっては、いかにポイントを捉えて物事を整理できるか、および、自らの意見・オリジナリティが含まれているかどうかを重要視しています。また社会に出るとチームで仕事をすることが多いので、その練習として、チームで発表してもらっています。5限は、神奈川産学チャレンジや、情報の見方・設計方法の演習、業務分析の演習、卒業論文など、各種の演習を実施しています。

その他、卒論発表会、冬・夏合宿、レク、忘年会を企画しています。厳しくも楽しいゼミにしてゆきたいと思いますので、よろしくお願いします。

一言

 神奈川産学チャレンジや卒論は、負担は大きいですが、これまでの自分の殻を破り、一まわり成長するために非常に大切な取り組みです。これに自ら進んでチャレンジする心意気のある学生を待っています。プレゼンテーションについては、1年もすると、皆、見違えるようにうまくなりますので、期待していいいです。